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「山形女性医師ネットワーク」のお知らせ

済生会山形済生病院で「病児保育」開設へ

「病児・病後児保育」については、子育てに欠かせないものとして、このHPでも以前取り上げ、また、2010年3月20日に山形県子ども政策室子育て支援課の主催で開催された「病児・病後児保育事業に関する勉強会」についても報告いたしました。

このたび、2011年2月16日の山形新聞朝刊、および山形新聞ニュースで、山形市にある、済生会山形済生病院が、山形市の委託事業として、病院敷地内で「病児保育」を今年6月に開設することが、報道されました。

山形市沖町の山形済生病院が2011年度、病気の回復期に至っていない幼児を預かる「病児保育」を山形市の委託事業として始めるとのことです。病院敷地内にある病児保育施設は、県内では鶴岡市の三井病院の施設に続き2例目となり、6月の開所を目指しているとのことです。

済生病院の病児保育施設は、病院に隣接する看護師の宿舎を改築して開設し、保育士と看護師が常駐、定員は未就学児3人で、保護者が支払う利用料は1日2000円。同病院以外の医療機関で診察を受けた児童も受け入れるとのことです。

以下、2011年2月16日の山形新聞ニュースを、山形新聞社の許可を得て転載いたします。
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「病児保育」を山形済生病院に委託 
山形市、敷地内施設は県内2例目

2011年02月16日 15:40

 山形市沖町の山形済生病院(浜崎允院長)は2011年度、病気の回復期に至っていない幼児を預かる「病児保育」を市の委託事業として始める。病院敷地内にある病児保育施設は、県内では鶴岡市の三井病院の施設に続き2例目となる。6月の開所を目指している。

 山形市内では初の病児保育施設。県子育て支援課によると、昨年10月1日現在、県内には病児保育施設が鶴岡市と三川町の計2カ所、病気の回復期にある幼児を受け入れる病後児保育施設は山形、天童、新庄、南陽、酒田の各市の計5カ所ある。ほとんどが保育園や子育て支援施設に設けられており、その保育園・施設を利用していない保護者が足を運びにくかったり、受診後に別の場所に移動しなければならない状況にある。病院敷地内の施設は、診察後すぐに預けることができる利便性と、迅速に診療を受けられる安心感がある。

 済生病院の病児保育施設は、病院に隣接する看護師の宿舎を改築して開設。保育士と看護師が常駐する。現在の計画では、定員は未就学児3人で、保護者が支払う利用料は1日2000円。同病院以外の医療機関で診察を受けた児童も受け入れる。市は、病児保育事業として1615万円を新年度予算案に計上した。施設整備には、国の安心こども基金を活用する。
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東京医科歯科大学の「ママさんドクターリターンプログラム」

東京医科歯科大学では、2008年9月から2010年度末まで、文部科学省の委託事業「社会人の学び直しニーズ対応教育推進事業」として、休職していた女性医師の復職を支援する女性医師復職支援プログラム「ママさんドクター・リターン支援プログラム」を実施しています。7月1日に同大学でシンポジウムが開催され、これまでの成果などが発表されました。

このプログラムは2週間(6時間x10日間)で、内科、小児科、産婦人科の3種類のコースがあり、前半の1週間は、医科歯科大で講義やシミュレーション教育による医療技能トレーニング、後半の1週間は医科歯科大もしくは連携先の青梅市立総合病院での外来・病棟実習。最終日には、筆記試験とOSCE(客観的臨床能力試験)を受けて最終的な復帰に向けた臨床能力の評価を行い、各診療科の実地診療を行うのに相応しい知識、技能が習得できていると判定されれば、講習終了と判断し修了証書を授与。試験に合格しなかった場合、再度の講習受講を積極的に勧るとなっています。   

これまでの参加者は計15人(プログラムの延べ参加者は27人)で、うち3人は離職期間10年以上。参加者数はそう多く、離職した医師への広報が難しいことが一因と考えられるとのことでした。朝日新聞に2回広告を掲載して、それを見て参加した医師が多いとのことで、やはり休職・離職している医師へ如何にしてコンタクトするかが、復職プログラムの最大の課題と言えます。

7月1日のシンポジウムでは、女性医師支援プログラムでは長年の実績を持つ、東京女子医大女性医師再教育センターのセンター長の川上順子氏も講演されたとのことです。

本日の別記事で紹介した、福島県立医科大学の女性医師支援センターも含めて、各大学の支援センターを掲載しておきます。
東京医科歯科大学 女性医師復職支援プログラム
東京女子医科大学 女性医師再教育センター
福島県立医科大学 女性医師支援センター


福島県立医大の「女性医師支援センター」開設と、シンポジウムの御案内

以前(2006年11月福島県立医大・光翔祭、2007年6月「女性医師の仕事と生活を支援する光が丘フォーラム」)にも、福島県立科大学を中心とした福島での女性医師支援の取り組みを紹介しましたが、このたび、福島県立医科大学に「女性医師支援センター」が2010年4月に開設され、5月21日に開所したと、センター長に就任された 小宮ひろみ先生から御連絡をいただきました。

小宮ひろみ先生は、2007年6月の「女性医師の仕事と生活を支援する光が丘フォーラム」を開催されたメンバーのお一人で、その際は、山形女性医師ネットワーク会長が講演に招いていただきました。また、2008年3月の「第4回山形女性医師ネットワーク:医学生・研修医との集い」-シンポジウム「女性医師が仕事を続けるために」では、御講演をいただきました。
また、小宮先生を含めた福島県立医大の教官、福島県医師会の女性理事などが中心となって、2008年11月に、医師の「仕事と生活の調和」をめざすネットワーク福島 が設立され、2008年11月22日に福島県立医科大学光が丘会館で設立総会・記念講演が、日本医師会・福島県医師会の共催で開催されました。2009年12月19日には、日本医師会・福島県医師会・福島県立医科大学医療人育成・支援センターの共催で第二回総会・シンポジウムが開催されています。
また、同ネットワークでは、2009年4月に県内病院の医師にアンケートを行い、有給休暇を1日も消化していない医師が男性21.9%、女性22.4%を占め、消化できなかった医師のほとんどが公立病院の勤務医であること。公立病院勤務医は有給休暇を、取得できても日数は「1~4日」が最多。1週間の勤務時間は、男性医師で65時間以上、女性医師で40~49時間に集中しており、有給休暇は二の次という現状を報告されています。http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000151003040019

福島県立医科大学 女性支援センター開設を記念して、7月10日(土)13:30~16:30に福島県立医科大学 光が丘会館で、第1回女性医師支援シンポジウムが開催されるとのことです。
直前のお知らせですが、可能な方は是非御出席くださいますよう、御案内申し上げます。

山形女性医師ネットワークでは、福島はじめ、他県の女性医師支援組織と連携協力を進めていきたいと思っています。


本日の別記事で紹介した、東京医科歯科大学・東京女子医科大学も含めて、各大学の支援センターを掲載しておきます。

東京医科歯科大学 女性医師復職支援プログラム
東京女子医科大学 女性医師再教育センター
福島県立医科大学 女性医師支援センター


日本医師会の「女性医師等相談事業連絡協議会」が開催されました

日本医師会の発行する「日医ニュース」10月20日号によれば、日本医師会は、9月30日に日医会館小講堂で、女性医師等相談事業連絡協議会を開催したとのことです。この協議会は,保育システム相談員を含めた女性医師等相談事業の推進を目的として行われたもので,取り組みが進んでいる青森・岩手・秋田・茨城・徳島・山口・宮崎の7県医師会が事例発表を行ったとのことです。
詳細については、以下の日医ニュースの記事を御覧下さい。
http://www.med.or.jp/nichinews/n211020a.html

発表された各県医師会の取り組みは、多くはまだ着手されたばかりで、今後いかに浸透・定着していくかが課題だと思われます。

なお、山形県内では、2006年11月に山形県が開設した「山形県ドクターバンク」内に、女性医師のためのコーナーが設けられており、さらに2008年3月からは「山形県ドクターバンク」内に、「県内子育て・介護情報相談窓口」が、開設され、山形県医師会に運営委託されています。
また、山形県のホームページには、山形県が行った、県内各病院の女性医師支援状況のアンケート調査の結果と、各病院における支援策の内容今年6月に公表されております。

これらの制度をみんなで活用し、さらにより利用しやすいように働きかけていくことが大切だと考えます。

山形県のアンケート調査「県内病院における女性医師への支援状況等について」の結果が公表されました

今年3月に開催した「山形女性医師ネットワーク:医学生・研修医との集い」-シンポジウム「女性医師が仕事を続けるためにⅡ」において、山形県 健康福祉部健康福祉企画課から、平成20年度に実施した、県内病院の女性医師への支援状況についてのアンケート調査の中間報告が発表されましたが、このたび、その結果がまとまって、
山形県は、本日6月15日に、平成20年度に実施した、県内病院における病院内保育所の整備状況や短時間勤務制度などの実施状況についてのアンケート調査の結果として、県のホームページに公表しました。

 県内病院における女性医師への支援状況等について 
http://www.pref.yamagata.jp/ou/kenkofukushi/090013/jyoseiishi_enquete_top.html
→その後、http://www.pref.yamagata.jp/ou/kenkofukushi/090013/ishikakuho_top/jyosei.htmlへ変更されました。

 ■県内における女性医師への支援状況について(アンケート結果概要) (pdf:91.6kb)
 ■各病院における取組状況について(アンケート結果より) (pdf:86.1kb)
 ■調査票(参考) (pdf:141.7kb)

が掲載されている他、前文では、
「県では、女性医師が安心して働ける環境を構築し、県全体の医師の確保及び医療提供体制の充実を図るため、山形県医師会及び山形女性医師ネットワークと連携し、「女性医師サポート事業」を実施しております。」
と、当ネットワークについても紹介いただいています。

また、山形県ドクターバンクの子育て相談のページ
http://drbank.pref.yamagata.jp/women.html#kosodate
からも、「病院内保育所、育児休業制度、短時間勤務、当直・日直の免除及びその他の女性医師をサポートするための県内の病院の取組状況について紹介いたします。」と、リンクが貼ってあり、このアンケート調査結果にアクセスできます。

私たち「山形女性医師ネットワーク」では、2006年に山形県内病院の保育施設設置状況調査を実施しHPに結果を報告したり、2007年に県立河北病院や、公立高畠病院の、医師の子育て支援策を紹介したりしてまいました。

山形県が、各病院の女性医師に対する支援策をこのようにまとめて公表してくださることで、さらに各病院の支援策が定着し、拡大向上していくことを願っております。