「山形女性医師ネットワーク」のお知らせ

福島の「女性医師の仕事と生活を支援する光が丘フォーラム」

6月16日(土)に、福島市で「女性医師の仕事と生活を支援する光が丘フォーラム」が開催され、山形女性医師ネットワーク会長が講演に招かれ参加いたしました。

このフォーラムは、福島県と福島県立医科大学光が丘協議会が主催し、福島県立医科大学が後援するもので、開催に当っては、福島県の女性医師のネットワークの形成を目指す、福島県立医科大学の女性教官・福島県医師会の女性理事などのグループが活躍されたようです。

福島県立医科大学光が丘協議会とは、福島県立医科大学関連病院が、優れた臨床医の育成のため、卒後臨床研修・後期研修・卒前臨床実習を密接に連携・協力しあって行なう目的で平成13年11月に設立された団体とのことでした。

参加者は70数名で、福島県立医科大学の女子医学生、福島県立医科大学の教授・教官、福島県内の女性医師、福島市医師会長をはじめとした福島県内の男性医師、福島県内の医療機関のスタッフ、福島県保健福祉部スタッフ等、幅広い参加がありました。

はじめに、主催者として、福島県知事 佐藤雄平氏福島県立医科大学光が丘協議会会長の 福島県立医科大学医学部教授 丹羽真一先生より挨拶がありました。丹羽先生からは、同大学での「院内保育所の24時間化」「短時間勤務」の取り組みが紹介されました。

次に当ネットワークの会長が「女性医師の、女性医師による、女性医師のためのネットワーク」と題して、「山形女性医師ネットワーク」の設立経緯・活動の主旨・設立から現在に至るまでの活動内容の紹介・今後の展望と課題を話しました。特に、山形県内病院の院内保育所の調査を行ったこと、山形県でのドクターバンクの設立に協力できたこと、女子医学生・研修医との集いを定期的に開催していることが、関心をいただけたようでした。「女性医師・男性医師すべての就労環境の向上を目指し、女性医師として各自の希望・状況にあわせた多様な価値観・生き方を認め合って活動していく」という方針に共感いただけたのが、とても嬉しかったです。

次に、福島県立医科大学助教小宮ひろみ先生が、福島県保健福祉部医療看護グループ・福島県医師会・福島県立医科大学の共同で行った、福島県内女性医師アンケートの結果を報告されました。勤務時間は男性とほぼ同じでありながら、家事育児のほとんどを妻としてこなしている女性医師の生活現状の厳しさ、休職した女性医師の約半数しか、休職後に同じ職場の同じ条件の職に復帰できず、あとの半数は常勤から非常勤へ変更したり、違う職場に変わったり、しばらく復帰できなかったりであったことなど、実態と問題点が明らかになり、是非山形でも同じ調査をやってみたい・やるべきだと感じました。

さらに、福島県保健福祉部医療看護グループ 主幹結城永子氏から「福島県の女性医師支援対策」と題して、今年7月から開始される、福島県女性医師再就業支援事業について説明がありました。これは、離職中の女性医師・育児休業等から復帰した女性医師で研修を希望する者、その他知事が認める者を対象に、6ヶ月以内の研修期間で、福島県立医科大学附属病院・福島県内の初期臨床研修病院(15病院)で、研修を行うプログラムで、研修期間中の身分・雇用は各研修病院で保障されるとのことです。研修後、原則として1年以内に福島県内の病院等に医師として勤務することが条件とのことです。この制度が有効に活用されていくことを期待します。

全体討論では、県内医療機関での医師不足の実態や様々な取り組みの紹介など、活発な意見交換が行われ、大変活気のある会でした。

フォーラム終了後の懇親会では、福島県立医科大学の各教授の暖かいスピーチがあり、また1分間スピーチで学生の生の声に接することが出来て大変有意義でした。また、以前報告した、福島県立医大の学園祭「光翔祭」で研究発表された学生さんにもお会いできて、研究成果をまとめて「福島医学雑誌」に掲載された別刷りもいただきました。

福島県でも、とてもがんばっています。私たちも一歩一歩がんばっていきましょう。    
(この記事の文責は当ネットワーク会長です。)