「山形女性医師ネットワーク」のお知らせ

東京女子医大の女性医学研究者支援事業についての講演を聴いてきました

2月24日、東京で日本女医会の学術講演会「がんばれ!女性医師」が開催され、事務局が参加してまいりました。「女子医大の女性医師支援 -病児保育、ワークシェア、フレックス制の導入開始」と題して、東京女子医大の女性医学研究者支援事業について、同大学の遺伝子医療センター教授で「女性医学者研究支援室」副室長の斉藤加代子先生が講演されました。この取り組みは、以前、日本医師会の「第2回男女共同参画フォーラム」でも紹介されましたが、文部科学省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」事業に、2006年度から3年間の事業として採択され、進行中だそうです。

この「保育とワークシェアによる女性医学研究者支援」プロジェクトの柱は保育支援と研究支援で、以下その概略を報告します。
保育支援としては、大学内に病児保育所を設置し、看護師1人と保育士2人、さらに保育士の資格を持つ事務職員がスタッフで、事前登録した女性医師の児を1日最大4人まで病児保育しているそうです。登録児は80名、昨年夏の開設当初こそ利用者は少なかったものの、現在は、延べ42名/月まで利用者が増えているそうです。利用は月~金で、当初9時から17時までとしていた保育時間も希望に合わせて7時半から20時過ぎまでに拡大し、スタッフは早番・遅番で対応しているそうです。
さらに、科研費の枠外で学童保育も計画中とのことです。

また、研究支援は、主に産休・育休明けの女性医師が対象で、公募制で研究課題を申請して、ワークシェア(勤務は週4日を下限、常勤扱いで社会保険あり)または、フレックス制(勤務は週25時間を下限、非常勤で社会保険なし)で、給与と研究費をもらって研究する制度です。身分はともに「特任助手」で、今年度はワークシェアで2人、フレックス制で3人が採用され、すでに具体的な研究成果をあげている研究者もいるそうです。採用は1年間ですが、2年まで延長可能とのことです。

これらの試みが成功し、モデル事業として全国の大学・病院に広がっていくことを期待します。