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「山形女性医師ネットワーク」のお知らせ

山形大学医学部長へ女性医師支援・ワークライフバランス支援の専門部署設置の要望書を提出しました

 山形大学医学部では、2007年1月に24時間保育所が開設されました。また2013年1月の「第14回山形女性医師ネットワーク:医学生・研修医との集い」で紹介されたように、短時間勤務制度(短時医員(非常勤)・短時助教(常勤))、女性研究者の仕事の事務的な支援などをしてくれる研究継続支援員制度、相談者・ロールモデルとしてのメンター制度などのさまざまな支援策が行われているとのことです。一方、他の大学のような、女性医師支援センター・男女共同参画センター・ワークライフバランス支援センター等の専門部署が設置されていないため、医学部に勤務する医師や医学部生には支援の全容が解りにくくなっていると思われます。

 今年5月13日の2018年度総会で、山形大学医学部に、女性医師支援や、広く男女医師を対象とした働き方支援の専門の担当部局を設置し、大学としてより積極的に問題に取り組んでいくことを働きかけることが決議されました。

 7月5日に当ネットワークの会長・副会長が、山下英俊山形大学医学部長に面会し、以下の要望書を提出いたしました。

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              要望書
                          2018年7月5日
山形大学医学部
学部長 山下英俊 様

山形女性医師ネットワークは、山形県内で勤務・開業・在住する女性医師の生活と仕事を支援する目的で、女性医師有志によって2005年6月に設立され、活動を続けてまいりました。
将来医師となる医学生の、身近なロールモデルとして少しでも役に立てるよう、当ネットワークでは、「医学生・研修医との集い」として、2006年3月より講演会、シンポジウム、懇親会(サマーパーティー・オータムフェスティバル・ウインターフェスティバル)を、定期的に開催してまいりました。2013年1月、2014年1月の「医学生・研修医との集い」講演会では、貴学部の後援のもと、山形医学交流会館で開催させていただき誠にありがとうございました。貴学部の男女医学生、研修医、医師の皆様に今まで多数御参加いただきましたこと、大変感謝申し上げます。

 現在、山形大学医学部を初めとして、医学生・新卒医師における女性の割合は30-50%へ増加しています。一方、臨床研修制度、新専門医制度の開始により、卒後教育および専門医までの過程は長期化し、とくに女性医師においては、結婚・妊娠・出産・育児などのライフイベントとの兼ね合いがさらに難しくなることが予想され、女性医師の働きやすい環境づくりやライフプランニングの支援が重要と思われます。全国的には、各大学・県・県医師会が中心となって支援体制を整えており、各大学では女性医師支援センター・男女共同参画センター・ワークライフバランス支援センターなどが設立され支援にあたっていますが、貴学部では、女性医師支援を担当する明確な部署がないとのことです。
 また、2017年9月に日本医師会女性医師支援センターが主催した、大学医学部・医学会女性医師支援担当者連絡会では、全国82大学医学部・医科大学中、58大学が出席、24大学が欠席でしたが、大学から出席のない県では県医師会より出席があり、大学からも県医師会からも出席がないのは、山形県1県のみでした。

山形県の医療環境の保持・向上には医師確保が必須であり、女性医師の働きやすい環境づくりやライフプランニングの支援は急務だと思われます。既に2010年9月には、当時検討されていた医学部教育のモデル・コア・カリキュラム改訂に合わせ、当ネットワークから山形大学医学部長様宛に、カリキュラムに男女共同参画やワークライフバランスについての講義を組み入れていただきますよう要望書を提出しております。現況の中で、山形大学医学部におかれましては、女性医師支援・広く男女医師を対象としたワークライフバランス支援の担当部署を早急に構築し、今まで行われている支援を集約した上で、さらに推進していただけますよう、ここに要望いたします。

 最後になりますが、山下英俊医学部長におかれましては、日本専門医機構の副理事長であり、このたび2018年5月に全国医学部長病院長会議(AJMC)の新会長に就任され、卒前・卒後のシームレスな医師養成に力を入れていくと表明されたとお聞きしました。是非、山形大学医学部における女性医師支援・ワークライフバランス支援の専門部署を、早急に設置していただけますよう重ねて要望いたします。
 
                  山形女性医師ネットワーク 会長
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 医学部長、病院長、教授1名のお三方と面会をさせていただきました。2017年9月の日本医師会女性医師支援センター主催の大学医学部・医学会女性医師支援担当者連絡会には、教授1名が出席予定であったが、事情により出席できなくなったとのことでした。女性医師支援・ワークライフバランス支援の専門部署が設置されていれば、そのような状況でも事務担当者が出席できたと思われ、やはり専門部署の設置が望ましいと考えられます。
 
 山形大学医学部で積極的な取り組みが行われることを期待いたします。