「山形女性医師ネットワーク」のお知らせ

第8回プライマリ・ケア連合学会学術大会WSで発表しました

 5月13日(土)・14日(日)に高松市で開催された、第8回日本プライマリ・ケア連合学会学術集会のワークショップ『今、私たちの求めるサポートとは?キャリア支援プログラムを知ろう!語ろう!』で、当ネットワークの副会長が「山形女性医師ネットワークYJINの活動」と題して発表いたしました。
 日本プライマリ・ケア連合学会は、日本プライマリ・ケア学会(1978年設立)、日本家庭医療学会(1986年設立)、日本総合診療医学会(1993年設立)の3つの学会が合併して2010年4月1日に設立された学会で、合併の目的は、「国民や医療界に「総合医・家庭医の役割」の重要性を認識してもらうことである。国民にはかかりつけとして家庭医を持ち病院依存体質を是正するように啓発し、医療界ではプライマリ・ケア部分も医学研究の重要な対象であり、医学教育においてはその中心であることを強調していきたい。」とHPに記載されています。
 今回のワークショップは公募企画で、2015年11月に開催された全国女医JOY!サミット in 山形県西川町にて、基調講演をいただいた島根県隠岐広域連合立隠岐島前病院/西ノ島町国保浦郷診療所 白石裕子先生が企画されたものです。以下、発表を行った当ネットワーク副会長の報告記を掲載いたします。
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第8回プライマリ・ケア連合学会学術大会WSでの活動報告
                          
 2017年5月13日から14日にかけて、香川県高松市サンポートホール高松他において第8回プライマリ・ケア連合学会学術大会が開催されました。大会前日の12日にはプレコングレスワークショップが24も開かれ、大会では招聘講演・特別講演・大会長講演の他、教育講演8、メインシンポジウム2、シンポジウム18、ワークショップ(WS)35、インタレストグループ14、一般演題・ポスター発表など非常に充実した内容でした。私は初めての参加で、公募企画のWSが多いのに驚きました。その一つに企画名:『今、私たちの求めるサポートとは?キャリア支援プログラムを知ろう!語ろう!』が採択され、私が「山形女性医師ネットワークYJINの活動」と題して話すことになりました。
 皆様、2015年11月 『全国女医JOY!サミット in 山形県西川町』で、特別講演をしていただいた隠岐広域連合立隠岐島前病院の白石裕子先生を覚えていらっしゃいますでしょうか。その白石先生が今回のWSの企画者で、大学の先輩である私に声がかかりました。
 今回対象40名のところに30数名の応募があり、男性医師が半分ほどで多いのにも驚きました。まず、各演者が10分から15分ずつ講演しました。山形女性医師ネットワーク以外は大学における取り組みでありました。山形のように大学が主体ではなく、地域の女性医師が主体的に取り組んでいるというのは特異なのかもしれません。
 数名ずつのグループごとに、20秒ずつ自己紹介し、グループ内で話し合って各グループから一つずつ質問を出してもらいました。岡山大学の片山先生への質問が多くありました。ダイバーシティ―(多様性の受容)、女子医学生の結婚、学生への助言などの質問が出ました。卒後1年目の男性医師からの「女子学生は結婚のことで悩んでいる。いいアドバイスはないか」という質問には、その温かい気持ちが素晴らしいと各演者から賞賛の声があがりました。予定時間を超えてディスカッションがなされ、このようなWSのニーズの高さがうかがわれました。

WS名: 「今、私たちの求めるサポートとは?キャリア支援プログラムを知ろう!語ろう!」
日時: 平成29年5月13日(土) 16:45~18:15
会場: 第8会場(高松シンボルタワー タワー棟 4F BBスクエア)
開催の目的: 卒業したての医師の中で女性が3割の現在、女性が4割を超える医学部も多数あり、彼女たちが医師人生をどのように全うするか、注目されています。女性にはライフイベントが盛りだくさんです。研修医時代、30歳代、子育てや家事、介護等との両立など一人では抱えきれません。順調に医師を続けていければよいのですが、忙しすぎる、そして責任も重大であるために続けづらい場合もあります。妊娠出産を機に休職することもあるでしょう。一度休むと復職のハードルが高い職業集団である医師。そして女性の社会進出が叫ばれる昨今では、各所でワークライフバランスに関する取組みがなされています。しかし忙しい毎日の中で、それらを知るすべはあまりないのが現状です。気づかなければ利用することはできない!各県や自治体、大学単位などそれぞれで行われている、女性医師復職支援等のキャリア支援プログラムについて現状を把握し、今、私たちの求めるサポートとは何かについて考え発信しましょう。今後の女性医師支援、ひいては医療職全体のワークライフバランスのとり方を考えるために、ワークショップを開きましょう。

【1】 挨拶
【2】 各地プログラム紹介 (40分)
①島根大学地域医療支援学講座 准教授 佐野千晶先生
 「島根大学医学部における女子学生、女性若手医師の面談を通して」
②自治医科大学地域医療学センター 准教授 牧野伸子先生
 「地域で頑張る医師の支援 ~時間的空間的多様性を超えて~」
③岡山大学大学院 地域医療人材育成講座 教授 片岡仁美先生
 「岡山大学女性医師キャリア支援10年の軌跡-大学で、地域で」
④山形女性医師ネットワーク副会長
 「山形女性医師ネットワークYJINの活動」
【3】 パネルディスカッション (30分)
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