「山形女性医師ネットワーク」のお知らせ

「第10回山形女性医師ネットワーク:医学生・研修医との集い」を開催しました

かねてから御案内いたしましたとおり、昨日1月29日17:00から、「第10回山形女性医師ネットワーク:医学生・研修医との集い」を、山形グランドホテルにて開催しました。今回の集いは、「平成22年度山形県委託事業 女性医師サポート事業」のうち「女性医師と女子医学生等のつどい」事業にて、講演会懇親会を開催いたしました。
出席者は、御来賓の山形県健康福祉部長 望月明雄様、山形大医学部医学科の1年から4年の学生8名(女性)、会員医師6名、講演発表者の女性医師3名(研修医1名、後期研修医2名)の他に、山形県医師会次長、山形県立中央病院なでしこ保育園 園長、済生会山形済生病院院内保育所担当管理課職員、山形県健康福祉部 地域医療対策課長、山形県健康福祉部 地域医療対策課 医師確保対策主査の、計23名が参加しました。

山形女性医師ネットワークは、2006年より毎年3月に特別講師を招いての講演会(2006年2007年2010年)を、2007年からは毎年7月にも気軽なサマーパーティーを開催してきました。さらに、2008年・2009年3月には、「女性医師が仕事を続けるために」「女性医師が仕事を続けるためにⅡ」と題してシンポジウムを開催しました。

今年は、開催を3月から1月に移し、医学生の皆様から要望の多かった、現在子育て中の医師の体験談を中心とした講演会といたしました。

御来賓の山形県健康福祉部長 望月明雄様より御祝辞をいただいたあと、山形市在住の若手女性医師3名(眼科専門研修医、内科専門研修医、研修医)から、それぞれの妊娠・出産・子育て体験を御講演いただきました。眼科専門研修医と内科専門研修医のお二人は、昨年11月から育児休業から復帰し、院内保育所を利用しての子育て中で、研修医の方は、出産後に、昨年10月から半年遅れで初期研修を開始し、ベビーシッターを利用しながら、現在初期研修2年目を行われています。それぞれの医師が、職場や家庭など周囲の理解と協力をうまく得ながら、忙しい中生き生きと仕事と子育てをされている様子を紹介してくださいました。短時間勤務などの制度は、所属する科の状況などによって、利用できたりできなかったり、様々のようです。病棟担当医が1人主治医制の科では、子育て期間中の女性医師は入院患者を担当しないことになり、できればチーム主治医制で入院患者も担当したいとの希望が話されました。

眼科専門研修医の方が、「今は子育てで大変な時期なので、周りのみんなからいろいろ助けてもらっているが、数年して忙しいところが過ぎたら、また頑張って仕事してお返しをしたい、次の誰かを助けたい。」と話されていたのが印象的でした。みんなで互いに助け合って、子育ても仕事も両立していくよう、また、そのようなしくみが、ハード(制度)だけでなく、ソフト(みんなで活用していく意識・行動)が充実していくよう、山形女性医師ネットワークとしても活動を続けていきたいと思います。

追加発言として、なでしこ保育園 園長先生からは、産後1年ころよりも、半年後くらいの赤ちゃんのほうが、産後の免疫が残っており、まだ人見知りしないし、保育を開始するのに好条件だと教えていただきました。また、お母さんが仕事で充実していると、お子さんも気持ちが穏やかで、一緒にいる時間が短くても、とても良い親子関係が築かれているのがわかるという、大変うれしいお話もいただきました。
また、山形県健康福祉部 地域医療対策課からは、現在公立置賜総合病院で院内保育所が建設中で、来年度から運用開始するという情報をいただきました。

次に、山形県医師会の女性医師から、県医師会としての女性医師支援の取り組みについて、御講演いただきました。平成19年度には、2008年2月に、県立中央病院会議室で「女子医学生、研修医との懇談会」を開催、さらに平成20年度からは「女性医師をサポートするためのシンポジウム」を年1回開催され、山形女性医師ネットワークもシンポジストやコーディネーターとして協力させていただいています。2008年11月2010年1月のシンポジウムの様子は、このHPでもご紹介いたしました。また、今年2月26日(土)に、「女性医師をサポートするためのシンポジウム」 志田周子先生 生誕100周年記念特集が予定されています。さらに、県医師会では、「臨床研修医相談窓口」を開設し、男女を問わず相談を受け付けているそうです。

その後の懇親会では、シャンパン・赤白ワイン・イタリアンのコース料理をいただきながら、和やかな雰囲気の中で、出席者全員が自己紹介の1分間スピーチを行いました。学生さんからは、「医局制度とはどのようなものか? 入ったら良いのか、入らなくとも良いのか?」、「専門分野を選択した理由」などについて、質問があり、出席医師が医師が自分の体験などを元に答え、楽しく意見交換・交流ができました。

今後も、このような集いを年に一回は開催していきたいと思っております。
御参加の皆様、本当にありがとうございました。