「山形女性医師ネットワーク」のお知らせ

第4回山形大学医学部学生主催講演会 「医療人としての自分、家庭人としての自分」が開催されました

以前御案内したとおり、山形大学医学部医学科の学生さんの企画による第4回学生主催講演会「医療人としての自分、家庭人としての自分」が、本日9月30日(木)17時30分から山形大学医学部第4講義室で開催されました。

2007年10月2日に、第1回学生主催講演会「どう生きる?-医師として 女性として-」が開催されたのに引き続き、2008年10月7日に第2回学生主催講演会「医学生のための人生展望(ライフプラン)」、2009年9月29日に第3回学生主催講演会「先輩医師に学ぶ 医師として生きる術」と、年1回開催されており、今回が第4回となります。

今回の講演会のテーマは「医療人としての自分、家庭人としての自分」で、山形大学医学部感染症学講座准教授 松嵜葉子先生、山形大学医学部腫瘍分子医科学講座教授 北中千史先生、山形女性医師ネットワーク会員の若手女性医師、計3名の方の講演が行われました。

山形大学医学部感染症学講座准教授 松嵜葉子先生は、「小児科医から研究者への転職で得たものとは」と題して、御自身のキャリア形成の経過のなかでの、研修医同僚であった夫君との出会い、3人のお子様の子育てと、小児科医から研究職への転進などをお話しいただきました。配偶者・指導者との出会いの大切さ、また配偶者・指導者・上司・同僚・家族など、支えてくれる人々への感謝を強調されたのが印象的でした。
同学年で医学部を卒業された全18人の女性医師の進路と現在についての調査の結果もお話しいただきました。卒業時には内科6人・外科1人・小児科2人・産婦人科3人、眼科2人・皮膚科2人・麻酔科2人に進稀たそうです。卒業20年後の現在は病院勤務12人・開業2人・大学基礎講座2人・保健所1人と(卒後すぐ音信不通になった1人を除いて)全員が医師として仕事をしていることは、感激しました。また、結婚については、医師と結婚が13人(同級生6人・先輩6人・他大学出身者1人)・医師以外と結婚1人・独身2人とのことです。

山形大学医学部腫瘍分子医科学講座教授 北中千史先生は、「活躍する女医(の卵)と過ごした四半世紀をふり返って」と題して、医学部同級生であった奥様との出会い、御自身は脳外科医・奥様は小児科医をして研修を開始したこと、脳外科医研修→国立がんセンターでがんの研究→山形大医学部へ教授として転任の経過で、奥様が任地にほぼ一緒に転勤してくれたこと、現在は奥様は東京で大学医学部で小児科に勤務されながら2人のお子さんの子育てをされていることなど、御自身の体験をお話しいただきました。「重要なキャリア選択は直感で決めろ!!」(計算ずくで選択して、計算が外れて失敗したときには目も当てられないので、本当にやりたいことを直感で選ぼう)、「苦労は人生を豊かにするスパイスである」(その最中は苦労なことでも、結果がよければ、後でふり返ればとてもよい体験・楽しい経験となる)など、大変積極的で心が元気になるメッセージをいただきました。また、東京では、ファミリーサポートと言う、必要なときに子供を預けたり、保育園の送り迎えをしたり、夕食を作って食べさせたりしてくれる子供を預かってくれるサービスが発達していて大変便利であることも紹介いただきました。

山形女性医師ネットワーク会員の医師5年目の若手医師は、「ママと妻と医師と」と題して、研修医終了後結婚し、内科医として勤務しながら妊娠、1年間の育児休暇後、この4月から子供を院内保育所に預けて仕事に復帰したことなどを話されました。子育てのまだまだ忙しい時期の現在、会社員の夫とどのように家事分担しているかを含めて、多忙な毎日のスケジュールを紹介され、当直や夜間の拘束・呼び出し免除などの病院のサポートで助けられていること、指導医師・同僚医師・コメディカルの協力・理解に感謝していることを話されました。

講演会には、山形大学医学部の学生約30人が参加し、今年も男子学生が約10人とかなり多いことが大変心強く感じられました。

講演会終了後の、演者を囲んでの懇親会では、大変和やかな中でさらに子育ての話などいろいろ話が弾みました。山形女性医師ネットワークでは、懇親会費1万円を協賛させていただきました。
学生さんの企画で講演会が定期的に続けられていくのは大変素晴らしく、是非活動を続けていって欲しいと思います。