「山形女性医師ネットワーク」のお知らせ

厚生労働省が「女性医師バンク(仮称)」の創成へ

8月24日開催された第19回社会保障審議会医療保険部会の資料として厚生労働省が発表した「医師確保総合対策」によれば、
厚生労働省医政局は、深刻化する医師不足を解消するため、女性医師のライフステージに合わせて、パートタイム勤務等の職業斡旋事業「女性医師バンク(仮称)」の創成と、仕事と育児を両立できる就労環境の整備、再就職支援の講習会の開催等の対策を検討するとのことです。
以下、「確保対策」の「(7) 需給調整機能の強化と働き方の多様化への対応」からの抜粋です。

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(7) 需給調整機能の強化と働き方の多様化への対応
(1)  地方医療機関と勤務希望医師のマッチングの推進(共通)
 へき地医療情報ネットワーク、自治体病院・診療所医師求人求職支援センター、地域医師会のドクターバンクなど、関係機関による協議会を開催し、各種事業の総合調整を行い、地方医療機関の求人求職情報の公開を通じた医師の労働力の需給調整機能を強化する。(中略)

(2)  大学における医師紹介システムの明確化・透明性の確保(共通)
 大学における医師紹介システムの明確化及び決定プロセスにおける透明性の確保を推進する(平成17年3月現在35大学で窓口を一本化)。

(3)  女性医師バンク(仮称)事業の創設(共通・特に診療科)
 女性医師がライフステージに応じ、多様な就業形態を通じてキャリア形成していくことができるよう、パートタイム勤務等の職業斡旋事業、女性医師バンクの設立・運営等を委託事業として創設する。

(4)  仕事と育児を両立できる就労環境の整備(共通・特に診療科)
 医療従事者の子育てを理由とした退職の減少や、子育てを理由に退職した医師の復帰支援を図るため、子育てしながら働くことができる環境を整備(産休、育休代替要員の確保、保育の充実等)することを事業者に働きかけるなどにより、小児科・産科等における診療に従事する医師の増加を図る。

(5)  女性医師復帰支援講習会の開催(共通・特に診療科)
 女性医師の確保を図るため、医療機関を退職等した医師に対し、再就職等を支援するための講習会を開催する。

(6)  退職医師の活用(へき地)
 へき地・離島への医師の供給を促進するため、定年等で退職した医師の再就職のための再教育等の充実強化を図る。
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「女性医師バンク(仮称)」事業は、設立・運営等を委託事業とする予定のようです。以前に紹介した、看護職における就職支援制度「ナースセンター」の内容に準じたものかと思われます。医師不足解消が目的とは言え、女性医師の就業、仕事、生活の支援に行政が本腰を入れてくれるのは、大変嬉しいです。
ぜひ、効果的なシステムの実現に向けて早急に対策を進めて欲しいですね。