「山形女性医師ネットワーク」のお知らせ

「知事のほのぼのトーク」で吉村知事とお話してきました

本日7月29日10:00~11:00、山形県庁知事室で行われた「知事のほのぼのトーク(第6回)」で、会長初め山形女性医師ネットワークの会員計6名が、山形県知事吉村美恵子氏と懇談をさせていただきました。

吉村知事には、今年3月の「山形女性医師ネットワーク:医学生・研修医との集い」-シンポジウム「女性医師が仕事を続けるためにⅡ」に来賓として御出席・御挨拶いただきました。もっとじっくりお話させていただく機会が欲しいと思っていましたところ、「知事のほのぼのトーク」希望団体が募集されていることを知り、応募したところ第6回として採択されました。1時間じっくり懇談する機会をいただいて大変光栄です。(第1回の様子は→こちら」。)

まず、会長から、山形女性医師ネットワークを2005年6月に設立した経緯、今までの活動内容について説明しました。女性医師の割合は年々増加し、現在では新しく医師になるうち約35%が女性で、医師全体に占める女性の割合は約18%まで増加していること。とくに産婦人科学会に新入会する医師における女性の割合がこの数年約60%になっている等、専攻科によってとくに女性が多い科があり、対策で考慮すべきことを説明しました。
山形女性医師ネットワークとして、2006年の山形県ドクターバンクの設立への協力や、県内病院の院内保育所調査(2006年)を行い、また「医学生・研修医との集い」として2006年3月から年1回講演会・シンポジウムを定期的に開催し、2007年7月からは茶和会「サマーパーティー」も開催して、会員・一般医師・男女医学生・研修医との交流を行って来たことを紹介しました。この集いは平成19年(2007年)度・平成20年度・平成21年度は山形県から委託事業費をいただいており、あらためてお礼を申し上げました。

次に、意見交換に移り、まず、「女性医師の仕事と家庭の両立の現状~子育て・介護などの問題点~」について、参加した20代から50代の女性医師がそれぞれの現状を話しました。3ヶ月の乳児を連れて参加した育児休業中の女性医師からは、妊娠中に大変だったこと、育児休業中の不安などが話されました。また、夫も医師である若手医師が、それぞれ毎日帰りが遅く、休みの日も呼び出しなどがあり、休日を夫婦ともに過ごすことはほとんどないと話すと、ともに過ごす休日がないことに知事が大変驚かれたのが印象的でした。また、会員からは子育てだけではなく介護も大変負担であり、これからは介護についての対策・対応が重要になっていることも指摘されました。

ついで、この4月に結果が公表された山形県のアンケート調査「県内病院における女性医師への支援情況等について」に対して、会員から意見が述べられました。各病院の支援策が公表されたことは、今後の病院との勤務条件の交渉に役立つこと、公表が各病院の意識向上につながり全体の条件改善に働くことが期待できることが指摘され、是非、継続的にアンケート調査を実施していくことが要望されました。また、女性医師支援の一方で、業務の分担が増える男性医師・子育て中ではない女性医師への配慮も必要であるという指摘が出ました。

さらに、「山形県の女性医師支援策への要望」として、会長が、東京・大阪などの大都市圏では妊娠・出産・子育てなどで離職を余儀なくされる女性医師も少なくなかった一方で、山形県ではずっと医師不足であったため、明文化されていなくともいろいろな支援があって山形県内の女性医師ほとんどが仕事を続けていること、だからこそ、医師不足でも、山形県内では休職している女性医師が復帰して医師数が増加することは望めず、是非「女性医師が仕事を続けるための支援策」を行って欲しいと要望しました。また、女性医師に限らず、ほぼすべての医師が加重労働を強いられており、すべての医師が生き生きと働けるような労働条件の改善・人員増加、とくに「一人医長」の解消を是非お願いしたいと要望しました。
他の会員からは、医師確保策としては山形県出身以外の医学生が山形に医師として定着する方策も重要であることが話されました。医師以外の職種の男性と女子医学生・若手女性医師との「婚活」も1つの策であるとして提案され、吉村知事は大変関心をもたれたようでした。

最後に知事から、仕事と家庭の両立は大変であるが是非山形の地域医療のため活躍して欲しい、山形県としての施策は予算の関係もあるが、子育て中の女性医師に限らず、すべての医師に対してのできるだけの支援策を講じていきたいとの感想をいただき、皆で記念撮影をして終了しました。

終わってみると、あっという間の1時間でしたが、大変意義深いお話ができて非常に感銘を受けました。これからも継続して、山形女性医師ネットワークとして活動を行ってまいります。